RC弘前-ショップ通信
2019 鈴鹿8耐【 カワサキ、26年ぶりに王座奪還!】
- 投稿日: 2019年07月29日
- 店舗スタッフ
2019 “コカ·コーラ” 鈴鹿8耐 正式なレース結果を発表!
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「鈴鹿サーキットHP」レース結果に関するご案内 より
SRCカワサキ、初のEWCチャンピオンを獲得!
“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会は、2018-2019 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦も兼ねています。当初、EWCのタイトル争いは、ランキングトップのTEAM SRC KAWASAKI FRANCが順当に獲るものと予想されていましたが、しかし、レース中の転倒及び修理で順位を大きく落とし、次第にランキング2位のSuzuki Endurance Racing TeamがEWCタイトル獲得かという展開へ。
しかし…、レースも残すところ5分弱。残り2~3周という最後ラストにSuzuki Endurance Racing Teamのバイクが突如エンジンブロー、オイル白煙を噴き上げます。しかしライダー心理上、タイトルにあともう少しで手が届きそうなだけに、なかなかコースアウトせずコース上での走行をしばらく続けます。
結果、視界の悪い夜のコース上に大量のオイルがまき散らされる状況に!!
オフィシャルもカワサキ26年ぶりの王座奪還の画が見たい!?
推測ですが、本来ならすぐにセーフティーカー(ペースカー)が入りレースを先導します。しかし、そうなればレースも残すところ僅かなので、セーフティーカーにバイクが先導されて8耐が終了してしまいます。もちろんそんな最後の画を期待する人はいないわけで…。
ライダー達もコース状況を理解してスローダウンして走行します。残り1周、残す時間もほとんどなく、後続車に20秒というアドバンテージがあるカワサキワークスのバイクもすごく慎重にS字カーブを走行しますが、コース上のオイルに乗りスリップダウン。主役が転倒したところで赤旗中断、8時間経過、8耐レース終了になりました。
どちらの規則条項を厳密に優勝へ適用?
8耐レース展開や流れからして、カワサキワークスの優勝は明白なのですが、
レース終了後の暫定結果で、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが優勝と判定されました。
これは”レースが終了”して以降、5分以内にフィニッシュラインを通過しなければならないという規則が存在するためで、転倒後フィニッシュラインを通過できなかった#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hは順位認定から除外された為です。
しかし、赤旗の運用規則を再度厳密に精査して、“5分以内に戻れたら”といった細かい部分の記載は赤旗規則条項にはなく、”赤旗提示の1周前(216周)の順位を結果として採用する”という規則に則り、当初の暫定結果を変更。
カワサキワークスチームの優勝が、2019 “コカ·コーラ” 鈴鹿8耐の正式なレース結果になりました。